1. 波乱の出国

ブルガリアは、ギリシャの北にある国。色んな人に「ブルガリアってどこだっけ」と聞かれる。その割にはブルガリアといえば「ヨーグルト」「琴欧洲」確かに間違っていないけど、それ以外にも様々な魅力がある東欧の素晴らしい国です。

今回成田空港第二ビルに着いたのは夜の8時。今回のフライトは夜10時半くらいでした。荷物をカウンターで預けて搭乗券をもらい、円をユーロに両替してマクドナルドでちょっと腹ごしらえ。その後出発口に進む。係員が搭乗券を確認して荷物検査に通常は進むのだけど、今回は

「この便はちょっと待ってもらうように指示が来ています。許可が出たらお知らせしますので、この近くにいていただけますか?」

とのことで入れてもらえない。私も60回以上渡航しているけど、こんな扱いは初めてだ。

「カタールの情勢が悪いのだろうか」「何か事故があるのか」

などと思い巡らしていると、許可が出たということで荷物検査に入れてくれることになった。出国も終わって搭乗ゲートで待機している。しかしいつまで経っても搭乗が始まらない。以前もこんなことが一度だけあった。その時は飛行機の故障で飛ばなかった時だった。そうしているうちにアナウンスがあった。

「この便は本日は飛行機の故障によりフライトが延期されました。現在のところフライト時刻は明日の13時頃になる予定です。ご搭乗のお客様は恐れ入りますが、待機をお願い申し上げます。ホテルへの送迎をさせていただきます。」

とのこと。恐れていた事態が起きた。前回は台湾へソロで出張したから、私がお客に直接連絡すれば済んだが、今回はツアー参加なので、様々な連絡を取らなければならない。しかも到着当日はホテルでレセプションディナーパーティー。せっかくそのためにスーツと革靴を持っていったのに。結果それらは旅行中一度も使わなかった。

ホテルに着くと、チェックインして部屋へ。以前の時は高級ビュッフェだったのに、今回は夕食がクロワッサンサンドだった。その辺も色々がっかり。

翌朝時間には余裕があったが、早めに空港のカウンターに到着。搭乗券を再発行する手続きをしてもらう。私が気になっていたのは、ドーハからソフィアに向かう便の乗り継ぎについて。何せ中東地域は初上陸なので、初めての空港でスムースにできるか不安だったから。そこでカウンターに聞いてみると、なんとドーハからソフィア行きの便が満席!ということは、このままドーハに行ってもドーハで1泊し、次の日の13時に飛ぶ便に乗らなくてはならない。大幅な遅刻。

「昨夜の時点でソフィア行きの便を予約しておけばよかったじゃないか。なんで昨日の時点で相談できなかったんだ!」

とカウンターで怒ってみても係員が謝るだけで解決はしない。もう諦めた。

きっとこの事態によって、逆によかったというように思えることが起こるはずだ。そう考えることにした。

つづく